Super Takumar 55mm f1.8 の話
こんにちわ。moriです。
早速オールドレンズについて紹介していきたいと思います。
今回初めて紹介するのは、フィルムカメラやオールドレンズが趣味の方は高確率で持っているであろうSuper Takumar 55mm f1.8 について書いていきたいと思います。
Theオールドレンズと言うことで初回はまずこのレンズかなと思いました。
Super Takumar 55mm f1.8について
とにかく安い!
このレンズはどこの中古カメラ屋さんに行っても必ずと行っていいほど置いてあるレンズです。
値段は状態によりますが7000円前後くらいかなと思います。
ヤフオクやメルカリでもかなり安く手に入りますよ。
僕は確か中古カメラ屋さんでジャンク品ボックスの中から発掘して確か2000円くらいで買った記憶があります。
レンズ内にはカビが生えていましたが、まぁ写りには影響しないので良しとしています。
カメラは買ったけどまずどんなレンズを買ったら良いか迷っている方にはとりあえずこれを買っておけば間違いのないレンズです。
いずれにせよ、現行のレンズの値段を考えるとかなり安いレンズです。
構造やマウント
Super Takumarは構造が簡単に作られているので、素人でも分解清掃が楽にできるようです。
僕はやったことないですが、いつかやろうと思っています。
Youtubeなどに分解清掃のやり方がアップされていましたので、安く仕入れて自分で綺麗にしてあげるのも手ですね。
マウントはM42マウントといって昔のマウントになるので、現行のキャノンやニコンやソニーのカメラに取り付ける場合それぞれに対応したマウントアダプターが必要になりますのでご注意ください。
(マウントアダプターは2000円ちょっとで買えます)
もちろんオールドレンズなので、ピントは全てマニュアルフォーカスです。
マニュアルフォーカスで撮っていると、自分の思い通りの作風に仕上げることができるので楽しいですよ。
オートフォーカスでは味わえない撮影を楽しむことができます。
画角やボケ味はどうなの?
焦点距離は55mmなので非常に使いやすい画角です。
50mmではなく55mmというデジタルレンズには少ない単焦点距離にすごくそそられるのは僕だけでしょうか。
f.1.8なので室内でも、陽の少し落ちた屋外でも使えますね。
f1.8なのでかなりボケます。
そしてふんわりとした写真を撮ることができます。
そのような作風を目指している方には是非オススメしたいレンズです。
前ボケも素直にボケてくれてとてもいい感じです。
オールドレンズならではの特徴
Super Takumarの特徴と言ったらまずあげられるのはゴースト・フレアがかなり出やすい事です。
最新のデジタルレンズだとこのゴースト・フレアが出にくいようにコーティングされていたり質の良いガラスがレンズに採用されているので、これはオールドレンズならではの味ですね。
このレンズかなり大げさにゴースト・フレアを発生してくれる面白いレンズです。
このSuper Takumarシリーズのレンズはアトムレンズと呼ばれており放射線物質をレンズ内に含んでいます。
ですが、人体には全く影響がないのでご安心ください。
レンズを透かして見てみると少し黄色いことが特徴です。
Super Takumar 55mm f1.8で近所を散歩
使用カメラ
Super Takumar 55mm f1.8を久しぶりに自宅の防湿ケースから引っ張り出して近所を写真を取りながらふらっと散歩しました。
使用カメラはFUJIFILM X-T1
オールドレンズを気軽に使いたい方は中古で30,000円くらいで買うことができるミラーレス一眼なのでとてもおすすめです。
センサーサイズはAPSCなので、35mm換算で約80mmの焦点距離になります。
風景など撮影したいひとにはあまりおすすめできないですが、気軽に散歩スナップしたり人物撮影を行う時にはベストな焦点距離で使いやすいです。
(個人的にはもう少し広角よりが好きだな。。)
見た目もクラシカルでとてもかっこいいですよ。
ミラーレスを検討しているけども、α7シリーズやα9シリーズには高くて手が出せないという方には本当におすすめです。
僕はX-T1は仕事では使いませんが、こうしてのんびり散歩したり出かける時に持っていくカメラとして重宝しています。
このマウントアダプターを使用しています。
かなり安いのでおすすめです。
特に不自由なく使用しています。
ISOとシャッタースピードはカメラ側で設定して、絞りはレンズの絞り羽をくるくると回して合わせます。
この操作がたまらんのです。
カメラ側にはオート機能がついているはずなので、露出の合わせが不安な方は絞りに合わせた露出でオートで撮影できますので安心してください。
ただ、ピントだけはマニュアルで撮影しなくてはいけません。
慣れればなんてことないです。
作例
近所の公園まで運動がてらサイクリングしてきました。
なんて低コントラストな素直な写りでオールドレンズらしさ満載ですね。
ボケもそれなりに綺麗で六角形の光源ボケもなんだかいい味出してますね。
彩度も少し低いですね。
“エモい”写真を取りたい人にはかなりおすすめできるレンズです。
絞りによってどれくらいボケ味が変わるのか試してみました。
f1.8
全体的にかなりふんわりとした雰囲気な写真です。
背景もかなりボケていてゆるふわ感満載です。
(それにしてもこの銅像はなんでしょう。。)
f2.8
背景のボケが少し落ち着き、この子は少しシャープになりました。
f5.6
ここまで絞ると背景がだいぶはっきりしてきましたね。
背景の情報をやんわり入れつつ被写体をはっきりシャープに撮影するにはf5.6くらい絞ると良いです。
(何度見てもなんの銅像なんだろう。。)
他にも撮影した画像データを載せておきます。
現行のレンズでは出せない不思議な雰囲気を醸し出してくれますね。
この玉ボケの形が何とも言えないですね。
逆光で撮った時が一番オールドレンズらしさを発揮してくれます。
夕日の逆光で撮るととてもノスタルジックな写真が撮れますよ。
まとめ
Super Takumar 55mm f1.8はお散歩にはちょうど良いレンズです。
サイズもかなり小さいのでカバンやカメラバック内でかさばる心配もありません。
値段もお手頃ですし使い方もいたってシンプルなのに大胆なボケ味やフレアを出してくれるので相当面白いレンズです。
迷っている方は、ぜひ購入されることをおすすめします!
ですがこのレンズを機にレンズ沼にハマってしまう人の話をたくさん聞いているのでくれぐれも無理のないように笑
初心者の方もまずはこのレンズを購入して、写真の楽しさを知ってください!
ついでに写真の基本も学べるレンズですのでコスパ最強です!
ではでは。
mori